自分たちの結婚式を「誰とつくるか」
sep 12, 2026 / Column結婚式を考え始めた時、多くの方はまず会場を探します。
ホテル、専門式場、レストラン、神社、お寺。
最近では、会場を持たずに結婚式をプロデュースする会社を検討される方も増えてきました。
その時によく言われるのが「どこのプロデュース会社も同じでしょ?」です。
私からすると、同じかもしれないし、同じじゃないところもある。ですかね。
なぜなら、プロデュース会社によって目指している結婚式そのものが違うからです。
ある会社は、衣装から始まりました。
だから、ドレスや和装の魅力を熟知しています。
ある会社は、写真から始まりました。
だから、ロケーションや映像として残る美しさを大切にしています。
ある会社は、会場づくりや演出が得意です。
だから、非日常感や特別な時間を創り出すことに長けています。
どれも間違いではありません。むしろ、それぞれの強みです。
だからこそ、「どこが一番良いか」ではなく、
「自分たちは何を大切にしたいのか」
を考えることが大切なのだと思います。
私はこれまで数えきれないほどの結婚式に立ち会ってきました。
豪華な結婚式もありました。
手作りいっぱいの結婚式もありました。
少人数の家族婚もあれば、何百人ものゲストが集う披露宴もありました。
その中で感じるのは、結婚式に正解の形はないということです。
でも、「良い結婚式だったな」と思う結婚式には共通点があります。
それは、「ふたりらしさ」があること。
そして、そこに集まった人たちとの関係性が見えること。です。
結婚式は、商品ではないと思っていますし、
ドレスを選ぶように、カタログから完成品を選ぶものでもありません。
目の前にいる二人の人生があり、家族との関係があり、友人との時間があり、
そこに至るまでの物語があります。
本来、結婚式はそれらを丁寧に紐解きながら形にしていくものです。
だから私は、会場を見る前に、プランを見る前に、金額を確認する前に
担当者と話をしてみてほしいと思っています。
その人は、どんな結婚式を美しいと思うのか。
その人は、何を大切にしているのか。
その人は、何を残したいと思っているのか。
それを聞いてみてください。
なぜなら、結婚式は最終的に「人」がつくるからです。
同じ会場でも、同じ予算でも、同じ人数でも、
誰とつくるかによって結婚式はまったく違うものになります。
結婚式の準備は、ドレス選びから始まるのかもしれません。
会場探しから始まるのかもしれません。
でも本当は、「誰に任せるか」を考えることから始まるのではないでしょうか。
結婚式は一日ですが、そこに込められる想いは、その日だけのものではありません。
だからこそ、価格や特典だけではなく、
その人の考え方や価値観にも目を向けてみてください。
きっと、その先に、お二人らしい結婚式の形が見えてくるはずです。
他の会社の話も聞いてみてください
初めてお会いしたお客様に、私はよくこうお伝えします。
「他の会社の話も聞いてみてください。」
すると驚かれることがあります。
ですが、私は本気でそう思っています。
なぜなら、比較すること自体は悪いことではないからです。
むしろ、自分たちに合う結婚式を見つけるためには必要なことだと思っています。
実際、話を聞いてみると、それぞれの会社の特徴は想像以上に違います。
衣装が強い会社。
写真が強い会社。
おしゃれな世界観づくりが得意な会社。
家族との時間を大切にする会社。
予算設計が得意な会社。
結婚式への考え方も、それぞれです。
だから数社の話を聞くだけでも、「私たちは何を大切にしたいのか」
第一優先にする答えが見えてきます。
予算を優先したいのか。
衣装を優先したいのか。
写真を残したいのか。
素敵な雰囲気の会場を作りたいのか。
家族との時間を大切にしたいのか。
実は、その答えが見つかると、決断はそれほど難しくありません。
専門式場選びは優劣を決めるための比較かもしれません。
駅から近い。
初期見積もりが他社より安い。
担当プランナーがいい人だった。
建物が好みである。
でも、プロデュース会社選びは、優劣を決めるための比較ではありません。
自分たちが何を大切にしたいのかを見つけるための比較です。
自分たちの理想が叶う場所を選んで頂くヒントになれば幸いです。