ニッチ市場でコアなファン層に支えられてます。

aug 29, 2022 / Column

ハミングバードのコラムを読んでくださってる皆さんありがとうございます。

コロナ禍で2020年春の結婚式が全て日延べになったのをきっかけに

ががーっと書き上げたものが多く、今読み返すと、かなり面白いです。

私って面白いな。と思います(笑)

文面的には結構攻撃的です(笑)

言いたい放題です。

でも我慢しているところもあります。

ちょっとやさぐれな感じが面白いと思います。

ハミングバードのお客様は、私的に「ニッチでコア」だと思っています。

普通に結婚情報誌を見て、そちらに掲載してある式場等に魅力を感じ

フェアや試食会に参加し、一番いいな!と思ったところで契約して

結婚式をされるカップルさんはそれはそれで正解です。

自分たちのお気に入りの場所でやれるのは、とても素晴らしい出会いだと思います。

それ以外に例えば、

①結婚式はやりたいけど、そういった場所ではやりたくないなぁと思われるカップルさん

②結婚式自体そもそもやる気が更々ないのに(金銭面やメンタルや日々の多忙により)

親が「結婚式はやってほしい」と言い、仕方なくやる気になったカップルさん

③面倒臭いからやりたくないのだけど、やった方がいいのかぁと悩んでるカップルさん

④どこでやってもいい。どこでもいいんだけど、どこがいいのかなぁ。

とアドバイスを求められるカップルさん。

ですかね。ハミングバードのお客様は。

こういった考えの方が、色々検索され問合せされることが多いです。

私はそもそも他会場さんや他プロデュース会社さんとスタンスが違うと思っています。

なので、お客様の取り合いとか、まるでナンセンスですし、お客様のお話を伺って

「あーこの2人は、こういう所でやるといいんだろうなぁ」と思えば、

そこをおススメしています。

プロジェクションマッピングだとか、ウェルカムスペースの盛大な飾り付けだとか、

メイン席を飾り立てることだとか、サプライズだとか、

自分たちに注目してもらうことメインな演出は、ハミングバードもできますが、

ちょっと苦手です(笑)

苦手というか、あまりそれらに必要性を感じていないからです。

「見世物感がいや」と言われる結婚式拒絶派は、こういうところが理由なんでしょうね。

ゲストに楽しんでもらうため!という大義名分を掲げながら、

実は自己満足メインになりかねない、ということです。

そういうの全てやりたくないんです。どうしたらいいですか?

と、よく言われますが、やらなくていいんですよ。全く。

そういうと必ず「ゲストさん退屈されませんかね?」と聞かれますが

皆さん久しぶりの集合ですからね、つもる話もあるでしょうし、

2人いなくても結構もりあがってるんですよ。

ゲスト的には、お料理もゆっくり食べたいし、久々に集まる親戚や友人と会話も楽しみたい。

もちろん二人のお祝いがメイン。と思っておられるのです。

全員の共通の2人が、そこでそんな皆さんをもてなす。

それでいいんじゃないでしょうかね。

どちらかと言えば、ブライダル産業が活発になる前の時代の結婚式のイメージです。

根底はそこなんですが、やはり今の時代にも合わせて、装飾など希望に合わせてやっていきます。

でも、不要なものは不要といいますし、やった方がいいなと思う事はお勧めしますし、

頼まれたら全力でやります。

よく会場のイメージ写真を見せられて「こんな感じがいいんです。」と言われます。

それは、ご希望のイメージなので、勿論参考資料とさせていただきますが、

2人は他の誰とも違うし、同じである必要はどこにもないので、

オリジナルを生み出します。

例えば、ウェルカムボード。こんなん作って欲しいです!と言われましたが、

ニュアンスだけ汲み取り、二人らしさをそこに投入して、作りました。

「え、全然こっちの方がいい!ありがとうございます!新居に飾ります!」と

喜んで頂き、新居に飾った写真も送ってくださいました。

真似をするのは簡単なんですよ。

いいと思うから、真似するんですよね。

私は真似が嫌いなので(笑)

次々と、2人の為に、新しい形を提供できたらいいなぁと常々考えています。

(なので、プランとかないのですよー。)

ご祝儀頂くわけですから、それ相応のお返しはしなければいけません。

それは日本人の慣習なので。

よく「お二人のために!」という言葉を業界内で見かけますが、

ハミングバードは、2人の満足度というよりも、ゲストの満足度を高めるための

プロデュースといっても過言ではないかもしれません。

ゲストが満足されてるのが伝わると、2人も当たり前に満足ですからね。

2人と一緒にゲスト様のことを考え、2人と同じ方向を見て、プロデュースしています。

私は2人の黒子。と、常々言っているのは、こういうことです。

2人が結婚の準備で悩まないように。大変で辛くならないように。

無駄なお金を使わないように。不安な気持ちにならないように。

準備期間を有意義に充実したキモチで過ごしてもらうための、私なのです。

結婚式にメッチャ詳しい人がサポートについてくれている。という感じです。

こういうのを好むカップルさんって、もしかしたら、入籍される組数のうちの

1%くらいなのかもしれません。

でもその1%のカップルの為に存在している、この道32年の最強の

ブライダルプロデューサーってなんかカッコよくないですか?(笑)←ジコマン

ハミングバードがポジションしている、ニッチな市場はコアなファンに支えられているのです。