プロデュース会社だから「できること」と「できないこと」
jan 09, 2026 / Column「自由な結婚式」という言葉を、ここ数年よく耳にするようになりました。
選択肢が増え、場所も形式も多様になった今、結婚式はたしかに以前より「自由」になったと思います。
でもその一方で、その言葉が少しずつ独り歩きしているようにも感じています。
だから今日は、あえて私たちが「できないこと」からお話ししようと思います。
自由とは、「何でもできる」ということではありません。
本当に大切なのは、何を選ばないかを決める勇気だと、私は思っています。
だから、やらない演出もあります。
お二人がやりたくなくて、私も不要だと判断したことは、やらなくて大丈夫です。
それは制限ではなく、取捨選択です。
まず最初にお伝えしておきたいのは、
「ゲストハウスは規制が多いから」「持ち込みが自由じゃないから」
会場を変えれば自由になる、という話ではないということです。
たとえば、歴史的建造物の酒蔵などでの結婚式。
その空間でフラワーシャワーを行うことはタブーです。
そこは「好きなものを持ち込んで、好きなようにやれる場所」ではありません。
私たちも、そのために存在しているプロデュース会社ではありません。
ゲストハウスの内容を、レストランで再現しようとすること。
それを「自由」と呼ぶのは、少し安直ではないでしょうか。
可能なレストランもあります。
でも、レストランや公共施設は結婚式場ではありません。
その前提を、まず理解していただきたいのです。
レストランでハウスっぽくやる=自由
私たちは、そうは考えていません。
私たちは「箱を埋める仕事」はしていません。
富山県内の公共施設、レストラン、料亭などで結婚式をプロデュースしていますが、
まず大切にしているのは、選ばれた場所そのものを生かすことです。
その場所を「ふたりに合っている」と判断し、選んでいるからこそ、
その魅力を最大限に引き出し、
ゲストの皆さまにも「この場所、素敵だね」と感じていただきたいと思っています。
だから、ハミングバードでできないことは明確です。
・ゲストハウスの再現
・希望画像のコピーのような装飾
・トレンドの量産
すべての方に、このやり方が合うとは思っていません。
ハミングバードを選ばれる方には、共通する優先順位があります。
① 親やゲストへのお披露目
② 美味しい料理
③ 交通の便(ゲストに負担をかけたくない)
装飾や衣装については、
「こだわりはない」「プロにお任せしたい」
そうおっしゃる方が、とても多いです。
結果として友人から、
「どう指示したら、こんな装飾になるの?」
と聞かれ、新婦さんが「え、お任せ(笑)」
と答える、そんな場面もよくあります。
私たちはプロです。
モノマネや量産をするつもりはありません。
それは、正直に言ってプライドの問題でもあります。
ご希望に近づけながら、
そこにおふたりらしさを組み込み、
+αの提案をする。完全オリジナルです。
それが、プロデュース会社として
私たちができることです。