なぜ結婚するのか?

apr 20, 2024 / Column

前回もそうなんですが、永遠のテーマなんですよね。

結婚はしなければいけないのか?

なぜ結婚するのか?

なぜ結婚したいのか?

私は結婚に関わる仕事を30年ほどしてきておりますが

未だにたまに思うのです。

「なんで、結婚しなきゃいけないんだろう。」と。

なんだったか忘れましたが、何かの調査の結果では

20代前半の男女ともに約9割の人が「いずれ結婚するつもり」と回答しているそうです。

その理由としていくつか挙げられます。

①ずっと一人は寂しいと思うから

前回も言いましたが、若いうちは友だちもいるし、仕事もあるし、1人でも寂しいと感じることはリア充の陽キャ(若者言葉を使ってみたw)なら尚更感じることはないでしょう。

でも結婚って、今ウェディングドレスを着る時が「結婚」じゃなくて、その先何十年先も含め「結婚」なんですよね。

親が亡くなり、定年で仕事がなくなり、老後を迎え、友だち付き合いもどんどん減ってきて…。

年取ってから1人で暮らしていくというのはきっとものすごく寂しいことだと思うのです。

私の母は社交的だったので、父の死後独居老人になった今も、人の出入りは結構ある家になってはいますが、それでも一人ぼっちの夜は寂しいようです。なかなか寝付けないとか言ってます。

でも相方がいなくなっても、子供も孫もいますしね。一人じゃないじゃないですか、とりあえず。

それって全然幸せだよね?と私は思います。

今の生活に満足していて、なんの不安もなくて、人生を楽しんでいる!って人が多分結婚したくない人なんでしょうね。

②2人のほうがきっと楽しいから

これは一人が寂しいからという理由とはちょっと違って、性格や価値観の合う人となら、一緒にいるのは楽しくて幸せだってことです。

結婚は「この人とずっと一緒に生きていきます」と誓いを立てることでもあります。

好きな人ができて、この人とずっと一緒にいたいと考えて結婚するというのは、とても素晴らしいことです。

ただそのモチベーションをいつまでキープできるかが問題なんです(笑)

これもコツがあるんですけどね。せっかくパートナーに選んだ人なんだから、酸いも甘いも辛いも苦いも一緒に泣きながら笑いながら経験していくっていうのもチャレンジャー的で楽しい人生になるのではないかと思います。

お互いに苦手なこと、できないことを補い合うことで、日常生活がよりよくなっていくでしょう。

料理が苦手だったけど、料理が上手な人と結婚できて毎日美味しい食事が食べられて幸せ。

仕事で忙しくて家のことがほったらかしだったけど、いつも家を綺麗にしていてくれる人と結婚できて幸せ。

結婚は、理想のライフスタイルが実現するかもしれない魅力がありますよね♪

③子どもが欲しいから

体の都合で子供を授かれないという人は別として、女として生れたからには、子供は産んでおくべきと常々思っております。産める体を与えられているのに、独身を選び「産まない」っていう選択肢はないかな。

私は20代前半から26歳くらいまではずっと「結婚しない」「子供嫌い、いらない」と言っていました。

そんな私がですよ。3か月で結婚というレールに乗せられ(?)(笑)

自分の意志もあったとは記憶していますが、本当に急な出会いで、トントントントン~と決まったのです。

その時に言ったんですよ。「私、仕事したいから、子供いらんがだけど、いい?」って。

彼も「おーいいよ。」と言っていましたが、結局2年後、癌に侵された実父に俺の子供の顔をやっぱり見せたい。

と懇願され、子供を持つことを決意しました。

ところがですよ。

これがですね、我が子ってなんなんでしょうかね。メッチャ可愛いのです。

本当に「産んで良かった。」と心から思っています。

何でも、経験しないとわからないことばっかりなんですよ。人生なんて。

子育ては大変だけれども、その分楽しく、とても有意義なことです。

子供ができて、人生が大きく変わったという話は私も含めよく聞きますし

子供がいるだけで、仕事や生活にやりがいを感じることができます。

子は鎹。です。

④経済的に安定するから

結婚すると経済的にも生活が安定します。とよくいわれますよね。

本当にそうなのか?一概にそうとも言えないところもあるかもしれない。

一人の方が金銭的に豊かかもしれない。

まぁ、専業主婦であれ、共働き家庭であれ、お互いに支え合いながら生活をすることができるのはいいところなのだと思います。

⑤社会的信用を得られるから

男性は4人に1人。女性は7人に1人が50歳を超えて未婚である数字です。

生涯未婚率の数字は高くなっていく一方と思われる時代ですが、このような価値観は過去のものにはなっていません。

昭和の時代はほとんどが当たり前に結婚して、そして社会的信用を得られるというスタイルでした。

社会的に当たり前のことをやれたからです。

今は、生涯独身を通す人も増えてきているので、「社会的信用を得る」の意味合いも変わってきているのです。

結婚している人というのは、結婚という関係性を作り上げることができる。

他人に深くアプローチできる。

夫婦生活を続けられるコミュニケーション能力がある。

ということでしょうか。

それは、様々な資格取得と並んで履歴書に記載できる能力なのだと思います。

時代背景も全然違う今を過ごす若者に、闇雲に昔の結婚論を押し付けるのは理不尽だと思います。

でもね、人はやっぱり幸せになりたいから結婚するんですよ。

人を好きになり結婚するということは、幸せなんです。

世界中のたくさんの人の中から巡り合えた奇跡。

そんな奇跡の体験をしてみるのもいいと思います(*´з`)